汗ばむ季節はもちろん、そうではないシーズンもワキの汗が気になっていませんか？

そんなワキ汗を軽減させる施術があります。ぜひ制汗スプレーや汗拭きシートがいらない、ストレスフリーな生活を目指しましょう。 いろいろな施術がありますので、その説明をしていきます。

Ⅰ汗が出る仕組み

まずは汗のしくみをお話しします。
皮膚には汗を分泌する汗腺があります。２種類の汗腺があり、エクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれています。

エクリン汗腺は全身に分布していますが、体温調節などに利用されます。分泌される汗はさらさらしており、においはほとんどありません。
エクリン汗腺からの汗が多い状態を“多汗症”といいます。

一方、アポクリン汗腺はワキや陰部に分布しており、汗そのものにはニオイはありません。ただ、汗に含まれる脂肪酸などの成分が皮膚の常在菌に分解されることによってニオイを発するようになります。
アポクリン汗腺からの汗が多い状態を“ワキガ”といいます。

Ⅱワキ汗をとめるために

ワキ汗を軽減させる施術は大きく分けて4つあります。 以下に、簡単な比較表を示します。

	ミラドライ	ボトックス	剪除法（皮膚切開）	吸引法
適応	ワキガ（～中等度） 多汗症	多汗症 汗かいたときのみ ニオイ気になる	ワキガ	ワキガ
治療内容	機械（マイクロ波）により汗腺を破壊	注射で汗を止める	皮膚を裏返して汗腺除去	汗腺を吸引
持続期間	長期	～６か月	長期	長期
キズ	なし	なし	5cm	1cm
日常生活	痛み止め服用で通常通り	なし	１週間ワキ安静	４日間ワキ安静
メリット	キズがない ダウンタイム短い	一番手軽	一番効果あり
デメリット	体質によって２回照射が必要なこともある	短期的な効果	大きなキズ ダウンタイム長い	小さいキズ ダウンタイム比較的長い

動画でも説明しています。

いかがでしょうか。 当クリニックではできるだけ腫れなどのダウンタイムが短くなるように、ミラドライとボトックスを採用しています。長期的な効果を期待したい方はミラドライ、できるだけお手軽にワキ汗を軽減させたい方はボトックスをオススメいたします。

ミラドライ

脇ボトックス

 

本ページを監修した医師　　

藤澤空彦

経歴

２００９年　九州大学医学部医学科卒業

２０２２年　Olino美容外科・美容皮膚科開業

所属学会・資格

日本美容外科学会 正会員
BOTOX VISTA®認定医
ジュビダームビスタ®認定医