ミラドライ
ワキ汗に悩んでいませんか。
“ワキ汗には悩んでいるけど、手術はイヤ”
“お肌は傷つけずにワキガ・多汗症を治したい”
そういう方に“ミラドライ”はオススメです。
Ⅰミラドライとは
ⅰミラドライは「切らない」治療
ミラドライはお肌の切開を行わずに、ワキにマイクロ波を照射することにより、ニオイの元となる汗を出すアポクリン汗腺だけではなく、運動したときなどに汗を分泌するエクリン汗腺を破壊することができます。
そのため、従来の手術とは違い、ワキに傷跡は残りません。
また、施術後のダウンタイム(腫れや内出血など)が起こることはありますが、手術に比べるとダウンタイムは少なく、数週間で治まります。
照射時間はワキの範囲にもよりますが、1時間から1時間半程度です。
汗腺の説明に関してはこちらをご参照ください。
当院のこだわり
①最大出力5で照射
できるだけ効果を発揮できるように、最大出力の5で照射を全ての症例に行っています。今までの当院の経験で、最大出力5で照射を行っても、安全性は高いです。
②広めに照射がオススメ
汗腺は毛がはえている範囲(有毛部)より広めに分布しています。そのため、お時間はかかりますが、できるだけ効果を出せるように広めの照射(ワイド照射)を推奨しています。
③重ね打ちを推奨
シングル照射(1周)であれば、施術時間を短くすることができますが、一方で効果が不十分となることも可能性として考えられます。そのため、当院では重ね打ち(ダブルワイド照射)を推奨しています。ダブルワイド照射であれば、当院の経験上、安全性が高いです。クリニックによってはトリプル(3回)照射を行っていますが、やけどのリスク、ダウンタイムが伸びる可能性があり、当院では行っておりません。
ⅱミラドライはワキガ、多汗症に対して有効性が確認されている
ミラドライは厚生労働省やアメリカのFDA(日本の厚生労働省のような政府機関)が認可している承認器であり、安全性や効果に関しては定評があります。
なお、ミラドライでも一部未承認の機器を使っているクリニックもあり、注意が必要です。
ミラドライの効果について
2012年のChih-Hoらの論文では、ミラドライを照射して1年後のワキの発汗量の減少率は平均で82%(被検者26人)と報告されています。
また、2015年のYuChangらの論文では、ミラドライを照射した後のワキのニオイの減少率は60-70%程度でほとんどの方は満足したという結果になっています。ちなみに手術をしても汗腺除去率は70%程度です。
詳しくは動画をご参照ください。
論文1
Clinical Evaluation of a Microwave Device for Treating Axillary Hyperhidrosis
H Chih-Ho Hong, MD, FRCPC,* Mark Lupin, MD, FRCPC,* and Kathryn F O'Shaughnessy, PHD†
Dermatol Surg. 2012 May; 38(5): 728–735)
論文2
A prospective clinical and histologic study of axillary osmidrosis treated with the microwave-based device
Yao-YuChang,Chien-HsunChen,Rosaline Chung-YeeHui,Shih-MingJung,Chih-HsunYang Dermatologica Sinica Volume 33, Issue 3, September 2015, Pages 134-141
ⅲミラドライの仕組みとは
簡単にいうと電子レンジと同じ“マイクロ波”を利用しています。例えばお水を電子レンジにかけるとお湯になります。これと同じように汗を分泌する汗腺はほとんどお水でできていますので、汗腺にマイクロ波を照射することにより熱(焼灼・凝固)を与え、汗腺としての機能を失わせることができます。
皮膚を吸引し、皮膚がやけどしないように、皮膚表面は冷やしながら、汗腺が存在する真皮深層から皮下組織浅層に熱を加えていきます。
また、“点”で加熱するのではなく、“面”で加熱することにより、できる限り打ちもれを防ぐことができます。
Ⅱ当院のミラドライ治療
当院では大手美容クリニックで多くのミラドライ施術を担当し、ミラドライ公式認定医である院長が監修しています。院長監修のもと、看護師で照射を行っております。
ひとりひとりの患者様にあった最適な施術を提供します。
Ⅲ実際の施術の流れ
※ひとりひとりの患者様に十分な施術時間を設けるため、1日に施術する人数を制限しておりますのであらかじめご了承ください。
※純正バイオチップ(消耗品)の使いまわしは行っておりません。一人の患者様に一つのチップを利用し、使い終わったチップは破棄しております。
※局所麻酔の痛みを少なくしたい方は笑気麻酔をオススメいたします。
① 局所麻酔(オプション:笑気麻酔や事前のクリーム麻酔を行うこともできます)
↓
② マーキング
↓
③ 照射
↓
④クーリング
Ⅳミラドライの合併症
ミラドライを行うことで、照射後はれや内出血が出たりすることがあります。
起こりうる合併症に関して、動画にまとめたので、ぜひご参照ください。
Ⅴミラドライのよくある質問
ミラドライに関してよくある質問や当院での考え方に関して説明しています。ぜひご覧ください。
Ⅵミラドライ後のケアに関して
ミラドライでワキの施術を行った後ですが、腫れや内出血、痛みを軽減させるためのケアをオススメします。
施術当日
体の血の巡りが良くなると、痛みや腫れが強くなる可能性があるため、施術当日は入浴をせずシャワーのみにとどめておいた方がよいでしょう。また、運動や飲酒も控えておいた方が安心です。
また、可能であればアイスノンなどで定期的にワキを冷やしてみるのもオススメです。
施術翌日~1週間程度
入浴は可能となりますが、激しい運動などは控えておいた方が無難です。また、この時期も可能であればアイスノンなどを使って定期的にクーリングするとよいです。
1週間~
腫れや痛みはほとんど感じない方がほとんどですので、運動はしていただいてもかまいません。ただ、まだ痛みを感じるようであれば、それが引くまでは運動は控えておいた方がよいです。